国の計算係の皆様がして来た事
- 2024/09/24 19:32
- カテゴリー:雑感
1997年には563万人いた建設雇用者が、現在では399万人まで縮小した。
264万人(1997年比29.1%減)減りました。かつての563万人を維持(技術と経験の維持も含まれる)していたのが、政府の需要である事は明々白々。政府固定資本形成は、1995年の49兆から26.1兆へ、27.4兆円も削って来た。ピーク時の46.7%減ですよ。
毎年、過去最高を更新とか言ってる災害に、国は備えて来た等と言えたものでは無いし、そのような事を言う政治家がいたとしたら、そいつは噓つきです。
因みに就業者の推移です。
当然ですが、雇用者推移より大きな数量となります。現場で技術サービスを提供する能力を持った方々が1997年比で202万人減です。202万人ですよ。▲29.5%です。
政府が備えに対する投資を削減し、毎年繰り返される災害にどう対処しろと言うのだろうか?。
こう言ってます。
「災害に備えましょう。ハザードマップを見てください。」以上
仮に、政府支出が抑制される事なく、ピーク時の49兆が継続されていたとしたら、
今より遥かにましなインフラの強靭化が達成出来ていたはずだし、雇用も守られ、むしろ増えていただろう。つまりは政府支出も、もっと穏やかな推移で済んだ事だろうし、税収も増えた。ここで言う税収とは過剰なインフレ率の調整がされるだけであり、財源を税収に求める事では無いのは言うまでも無い。
まぁ、それにしても確かに酷いですね。
1995年、武村の財政危機宣言とやらもそうだが、将来世代へのつけの先送りとなるとか言って国庫債券発行を減らし、増税により財政余力とやらを確保すべきとか言って来た偉い方々、さて、あなた方の政策の成果として、脆弱化したインフラしか持ちえぬ現世代が背負う、そのツケですが、さらに金を使わず、強靭が出来るとでも思っているのだろうか?
あなた方が死ぬまで待つ?
そんなに国民は馬鹿では無いですよ。
きっとね。