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2024年11月の記事は以下のとおりです。

基幹的農業従事者の推移

  • 2024/11/03 10:12
  • カテゴリー:雑感

鈴木宣弘先生を知ってから、食の安全保障について真剣に考える事を知りました。だからと言って、「はい、明日から農業やります」は、一般人には無理です。なんせノウハウを持っていない。ド素人が「ネットで調べてやってみた」は、家庭菜園程度のお話。国防を担う農業とは次元が違う。

我が国は過日、米不足で右往左往した。米に限らずですが、店で、野菜、果物、牛乳、肉が、普通に並んでいる事が当たり前では無い事は、誰でも普通に理解出来ると思う。"普通に買える"が、維持出来なくなりつつあり、食の現実を鈴木宣弘先生が全国に出向いて危機を伝えている。

農水省はのそ現実を知っている。が、予算が付かない。財務省が、本当に必要な予算を付けない。農水省にも、当たり前ですが、まともな官僚が数多いる。が、農水官僚に与えられた予算環境下で、引率した政策の結果がこれだ。

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2015年から2024年の9年間で、農業従事者が59.3万人減少した。鳥取県人口とほぼほぼ同じなのですよ。十分な農業技術継承が出来ない。高齢化だけが進む。別に継承者がいての上で、農業に従事する方々が多いとか言うのなら幸せな事なのですが、そうでは無く、衰退の一途を進んでいる。

 こうなる事を、分かっていて、引率したのですから、罪深い。のですが、財務省から見た農水官僚は"チリほこり"程度であり、農水官僚の訴えなど馬耳東風なのでしょう。一円でも予算を削る事が自身の出征となる省だそうですから、狂ってますよね。

農業のGDPも必然的に縮小した。

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2022年にピョコっと上がったのは、騒動後の輸入物価上昇起因でしょうね。それにしても約8兆円規模の産業であったが、直近ですと4.8兆円。1994年比39.5%減。右軸が1994年比ですけど、0%すら無いのですよ。ずーーーっと、マイナス推移。「安い国から買ってくれば良いじゃないか」は、有事一発でアウトになる事を、コロナ騒動で十分学びましたよね。

ちょっと何かあると、直ちに影響を受ける状態にまで衰退してしまった我が国。

日本は非常に脆弱な国なんです。

脆弱なのですが、農業従事希望者殺到!!なんて、政策も可能なのですよ。

金の問題など存在いたしません。

貨幣観を身に付けましょう。

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