製造終了・受注終了が多い気がするのだが
- 2024/08/04 20:08
- カテゴリー:雑感
だからと言って、全額国内に投資されるのか?は、誰にも分からないですが、仮に、デフレを脱していれば、今よりも確実に国内投資が増える事だけは確かですし、合理的です。
「外国で稼いだ所得をその企業がどう使いましたか?」の統計が金融収支の直接投資となります。ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキに限らず数多の日本企業が現地法人として商いをしています。近年、製造終了となるバイクが多く感じますが、昔からこうだったのでしょうか?。その代わりに、海外での新車発表に於いて、日本でも作って欲しいなぁ~と、思えるバイクがあったりします。その国毎に、購買力が違いますので、このカテゴリー、価格帯は日本国では売れない・購買力を持った層が足りないとなれば、本国での製造販売は行わないという、合理的判断をして当たり前なのです。
2023年に於いての直接投資総額は、円換算で22兆3千億円程度になっています。1997年比で8.6倍の規模になりましたが、これとて、あえて言うならば世界的な潮流の中で、企業が合理的に動いた結果なのですよね。
例えば外国よりも、日本国内の景気が遥かに上であるならば、わざわざ外貨(円ではない)を奪いに行くような面倒な事を喜んでするわけがないのですよ。合理的じゃないから。「米国で1万ドル稼いだぜ!やっほー!」とか言ってても、ドルは日本じゃ使えないいし、「じゃ、両替だ!」とか言っても、円高、円安と日々繰り広げられる相場を血眼になって気にしなけりゃならない外貨を好き好んで稼ぎますかいな・・。しかし、それでも海外で商いを広げる事が、日本で商いを広げるより合理的だら、そうしているに過ぎないのですよね。
つまりは、国内製造に於いては車種を減らしやすく、外国での製造に於いては車種を増やせる余地がある。合理的なのですよ。
日本が嫌いだからとか、外国が好きだからとかが理由では無いのですよね。
そこで儲かるのか?否かでしかない。当たり前なのですが。
「国内で儲からるように出来ない企業の努力が足りないからじゃないか?」とか言ってる方々が多いので、政治を正しい方向へ動かすパワーになり得ない悲しい現実。むしろ悪い方向へ誘導するパワーとなっているのだが、彼らとて、こう言っている私の様なタイプに対して、悪い方向へ誘導しているとか言うのですよ。互いに「悪い方向へ誘導したいわけでなはい」は、一致しているのだが、ともかく彼らには貨幣観が無い。これは致命傷だよな。