教習所の今後は?
- 2024/05/25 10:48
- カテゴリー:雑感
当時、教習予約を取るのに一苦労しました。教習が終わると、即アプリを開いて出来るだけ直近の予約を取ろうとするのですが、ちょっとトイレいってからとか、余裕ぶっこいてると、「げぇ~、一週間後からしか取れないのか・・」や、「に、二週間後から~!」とか言う具合でしたからね。
入所当時も、その状態にある旨は説明を受けたのですが、受けたけど、ここまでとはね。。って、感じでしたよ。
供給能力を超えるインフレが起こっていたわけで、数字が見たくなりましたので、落としてみました。
なんとまぁ、教習所自体が減っていたのですね。グラフですと何やら激減ぶりに見えますが、該当地域に於ける対象人口推移、所得水準など、需要サイドを詳しく見ないと何とも言えませんが、全体として、供給サイドが縮小しているところに、想像ですけど、やはり10万円給付金が、動機付けになったのではないでしょうか?。あからさま過ぎます。後は、例えば「車移動による個室空間を確保したいから」とか言う少々狂った空気感も蔓延していましたよね。でもそれの動機付けに力強さを与えたのも、給付金でしょう。
教習所はバブルでしたね。予約が取れない状況になった理由が理解できました。
そしてバルブは崩壊し、
教習者数の下落率は凄まじいですが、落ち着いたと。
でもバルブ前とて、マイナス推移なんですね。
アベノミクス万歳の雰囲気があった2013年は前年比1.4%と微量増加があったようですが、以後ね・・・。
我らが二輪車部門はどうなのか?
下落は当たり前なのですが、それにしても、普通二輪車のバルブぶりは凄いですね。
2017年と比較すると、38%増だった訳です。
グラフでは穏やかに見えますが、大型も2017年比33%増だったのですね。
そして、二輪車卒業者数の対前年比はこうなりました。
業界の皆様からすると、当然想定範囲なんでしょうけど、持ち直し要因が見当たりません。全ての教習希望者に補助金+事業者サイドへは消費税の廃止なりが必須だと考えますが、どの業界も同様だと思うのですが、生産性向上に資本と知恵を注ぎ込むのはそう簡単な事ではありませんよね。なにしろ”思い付き”だけでは話になりませんからね。
具体的なロードマップを作成する事さえ忘れてしまっているか、先人から受け継げなかったか、そもそも経験者がいない(これが最も多いケースと言われていますね)。
つまりは、「そう簡単には対処出来ません」って事です。が、やらねばなりませんよね。直近、20年後の成人は80万人ですし、母体も激しく減少する事が確定しています。その母体から生まれる数も・・と言った具合に、減り続ける事が確定しています。
「学校」数も同じく減少の一途確定。後世の日本人が快適に免許が取得出来て、買いたい乗り物が買える未来の下地を構築する事が、「今」生きている人間の務め。
我が国は大変な難題を抱えているわけです。さぁ、どうしましょう。
「議論しましょう」これを避けて通る詐欺師にご注意を。